2013年03月01日

子供の何を褒める?

 米国スタンフォード大学の心理学者、キャロル・ドゥウェック氏たちは、ニューヨークで400人以上の5年生を対象に3つの調査を行いました。

【1つ目の調査…ほめ言葉がどれだけ成果に影響するか】
 「MMMMM」や 「NNMNN」というような、5文字並んだアルファベットの真ん中の文字を回答するという単純なテストです。
 テストの後、子供たちに点数を教えて一言ずつ声をかけました。
1つ目のAグループの子供たちには「頭がいいね!」と賢さをほめ、2つ目のBグループには「頑張ったね!」と努力をほめました。
 そのあと子どもたちは、下の二つから次に受けるテストを選ぶように言われます。
・さっきより難しいが、受けることで勉強になるテスト
・さっきと内容が似ていて、より簡単なテスト
 すると、努力をほめられたBグループのうち90パーセントが難しいテストに挑戦しました。しかし賢さをほめられたAグループは、ほとんどが簡単なテストを選んだそうです。
 ドゥウェック氏によると、2つ目のグループは「頭が良く見られたい」ため、失敗を恐れて簡単なテストを選んだのではないかと結論付けています。

【2つ目の調査…失敗を怒れる気持ちが、学習にどのくらい影響するのか】
 同じ子供たちに、今度は中学生向けの難しい問題を解いてもらいました。難問にどんな反応をするのか調べるためです。

 すると努力をほめられたBグループは、頑張ってその問題を解くことができましたが、賢さをほめられたAグループはすぐにやる気をなくして諦めてしまいました。

 次に子供たちに、高得点と低得点のテスト結果のどちらか一方を見ても良いと伝えます。
 賢さをほめられたAグループは、低得点のテストを見たがりました。自分の点数よりも低い結果を見ることで、自信を回復し元気を出すためだと考えられます。
 一方で、努力をほめられたBグループは、高得点のテストに興味を持ちました。自分の間違いを理解して、改善するにはどうしたら良いのかを知るためです。

【3つ目の調査…もう一度同じテスト】
 再テストの結果、努力を誉められたBグループは30パーセントもスコアが伸びたそうです。挑戦することに抵抗がなくなり、最初は間違えた問題でも、次には正解できると考えるからです。
 しかし、賢さを誉められたAグループは、なんと20パーセントもスコアが下がったのです! 失敗するのが怖くて、過度な緊張感が邪魔してしまったのでしょう。

ちょっとした褒め方の違いが、ここまで大きな影響を与え、性格まで違うようにさせてしまうのですから、親の影響って大きいのだなと改めて考えてしまいました。

参照元:wired.com(英文)
    http://www.wired.com/wiredscience/2011/10/why-do-some-people-learn-faster-2/
posted by 黄色いタンポポ at 09:41| Comment(0) | TrackBack(0) | コーチママ奮闘記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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